光コムとは?/what is Optical Comb?

 形状測定に利用している、光コムという光源。少し耳慣れないですよね?

光コムとは、光の”くし”という意味です。

もともとの英語名がOptical Combとなっており、このCombをカタカナのコムと表記します。

当社を創業した、東工大工学博士の興梠が日本名の光コム、という名前を名付けたのが由来です。

 

 2005年には光コムに関する研究で、米・独の先生方がノーベル物理学賞を受賞し、2009年には日本の長さ標準に採用されました。 

 

 光コムは、以下の図表のように、きれいな位相で光の”くし”が並んでいるように見える光源です。類似のものとして、マルチモードレーザーがありますが、どうしても位相が一定ではないため、干渉性が高くなく、測定を精緻化することはできません。一方で、光コムはきれいな位相であるため、干渉性が高く、精緻な測定ができるわけです。

 

 

 

 

 

 光コムとは.gif

当社は、いち早くこの光コム技術の産業応用に取り組んでまいりました。

大型設備ではなく、小型のモジュールで光コムレーザーを発生する仕組みを開発

2008年ごろから距離計、形状測定システム、振動計に適用しています。

 

 

当社の距離計は、産業総合研究所の評価で、

78メートル先を5ミクロンの精度で測定できるものとご評価いただきました。

78メートルは、大型旅客機の頭から尾翼付近までの長さと同等の長さです。

 

通常は距離が延びると精度が低下しますので、

ここまで遠距離・高精度を両立させるのはなかなか大変です。

 

【執筆 : 株式会社光コム 取締役COO野田直孝】 

 

野村総合研究所にて経営コンサルティング・事業再生に従事。

その後、上場Webベンチャー等を経て光コムに参画。

測定器事業を通じて日本発のインダストリー4.0の実現を支援する。

専門は、事業経営・マーケティング、業務革新・システム開発。

趣味は自動車、および自動車生産ラインの見学。